DM制作秘話
2023.07.05
ネット商社の各社用フォーマットに商品情報を埋め直してデータ提供する作業、誰か手伝って!DM
みなさんこんにちは。大阪登録センター センター長の山手です。
夏ですね!
大好きな季節ではあるのですが、剣道家にとっては大変な季節。
稽古中に水分補給を怠れば一瞬で熱中症になりますし、
稽古後の道着の洗濯と防具の影干しを怠ると、地獄のような臭いが残ってしまいます。
真冬の凍てつく床の上を素足で移動しなければならないことに比べれば、
私は夏の方が全然いいなと思います。
中学時代に、剣道の稽古の後、汗を流すことも兼ねて川に泳ぎに行っていた夏休みを思い出します。
(田舎の青春)
さて、今回は「ネット商社の各社用フォーマットに商品情報を埋め直してデータ提供する作業、誰か手伝って!」DMの制作秘話をご紹介いたします。
前回の「その苦労、代行できます」DMの続きになるので、是非前回のDM制作秘話も読んでみてください!
きっかけは、「ネット商社」
このDMを作ったきっかけは、
弊社の商品データベースメンテナンス代行サービス「AK-Desk(エーケーデスク)」を
ご利用頂いている、とある商社様のお悩みです。(商社Xとします。)
商社Xは、数百のメーカーさんから商品を仕入れて販売しているのですが、
その販売先(卸先)には、ミ○ミやモ○タロウといった、いわゆる「ネット商社」もあります。
ここ数年で「ネット商社」の売上が伸び続けており、
もう少ししっかりやらないと、と少し力を割くことに。
しかし、営業マンは自分の担当顧客の対応と新規営業で忙しい。
営業事務にやらせようにも「どの商品を卸すか」「いくらで卸すか」等の判断ができない。
それを指示するのは、結局1人で全部データ見ることと同義。
自社の基幹システム、もしくは商品情報データベース(PIM)から情報を抜き出してきて、
各ネット商社独自のフォーマットに合わせて加工し、
金額を決めて、チェックして、納品…
これを営業部長が自ら残業して1人でやられておられたので
弊社がこれをお手伝いすることになりました。
ケースは違えど、同様にお困りの方もきっと多いだろうということで今回のDMを作りました。
以降、分かる人にしか分からないですが、DMの中身をより深掘りしてお話します。
商社A「このフォーマットを埋めてデータください。」
これはどのネット商社もそうですが、独自のフォーマットシートを持っています。
基本的にはExcelのファイル形式で、項目数(列数)がとんでもなく多い。
各項目に対して細かく入力ルールがあり、
そのルールが別シートでびっしりと書かれています。
正直、これをしっかり読み込んでルール通りに入れるにはかなりの慣れが必要。
1点2点ならまだいいですが、数百数千の商品を卸す商社にとって、
それが×複数社分の商品マスタを作るとなるとそれだけで数ヶ月かかる作業。
ネット商社側もそれをわかってか、実はこのルールが緩かったりします。
(必須のルールだが空欄でもいいとか)
中には、情報の参照元のPDFやWebサイトのURLを記入しておけば、
代わりにネット商社側でデータ入力してくれることもあるそう。
しかし、そんなにうまい話もなく、
実際にはそうやってデータを提出して、注文ができる状態に公開されるまでに
3ヶ月以上待つこともあるとか…
(今は変わってるかもしれませんが、ネット商社側もデータ登録の人手が足りないようです)
「ウチ用に半角20文字以内の品番を入れてください」
ネット商社の各ECサイトの表示の都合上、
こういったことを要求されるケースもあります。
大変なのは、基幹システムが古い 且つ 商品情報データベースを持っていない 会社さん。
基幹システムが古いと、昔はデータの容量節約のために
1セルに商品名から品番から主要スペック値まで20~40バイトでつめこんでいる。
その1セルから一部の情報を抜き出すことの大変さといったら…(以下略)
昔はその商品のことをよく知っているプロのユーザが、
商品コードもしくは品番で一発ドンの電話やFAXで注文していたので
上記の基幹システムで十分だったのですが、
今はネットで、カテゴリや絞り込み等様々な検索を使って買う時代、
その「様々な」に対応するための情報がそれだけ必要になります。
「私の担当商品の納期を月末までに更新してください。」
大きなネット商社になると、窓口担当者が複数になるケースも有るようです。
ただでさえネット商社自体が複数なのに、その先の窓口も複数になると、
コミュニケーションが大変に…
それは仕方ないとして、
卸先のネット商社で売上を上げるためには
「いかに他より安いか」「いかに他より早く届けられるか」が重要です。
例えば商社Xが、電動ドリルABCを1万円・納期5営業日で卸していたとします。
そこに、商社Yが、同じ商品を9,900円・納期3営業日で卸すと、
当然電動ドリルABCがほしいユーザは、9,900円のものを買います。
ネット商社は、他に卸してくれている商品数や売上などを鑑みて、
上記のような状況になったら連絡をしてくれます。
商社Xは、こうなったら仕方ない、バッファを削って9,800円・翌日出荷だ!と決めます。
その時に、「私の担当商品の納期を月末までに更新してください。」と言われるのです。
ネット商社からすれば、早く納品できる商品が増えればサイトの競争力も上がりますから。
しかし、ここで直ぐに対応しても、また商社Yが即日出荷とか大幅な値引きをするかもしれない、
いやいや、電動ドリルABCはそもそも売上低いからここは撤退してもいいかもしれない、
この金額差なら、納期だけで十分いける、他の商品も今のうちにやったほうが…
と、やらなければいけないこととやりたいことが、どんどん出てくるのです。
(このあたりはEC沼なので、どこで線を引くかですが…)
「誰か手伝って!!」
そう言いたくなる気持ち、わかります。
だから弊社あかがねは、専用のサービスを用意しました。
その名も「AK-Desk(エーケーデスク)」。
様々なデータベースにインポートするためのマスタ作成、
価格改定・廃番・新商品追加等、様々なデータベースのデータのメンテナンス、
各ネット商社の仕様に合わせたデータの加工、価格入力等、
痒いところに手が届くサービスとなっております!
「具体的にどんなデータを渡せばいいの?」
「ウチの商品難しいよ?できるの?」
「どんな人(日本人?)が作業するの?」
等、今回このAK-Desk紹介専用のウェビナーを特別開催することになりましたので
ぜひお気軽にご参加ください。
■7/11(火)16:15~17:00開催 ※受付終了※
■7/26(水)16:15~17:00開催 →お申込はコチラ
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以上、センター長の山手でした。次回もお楽しみに。
実際にいくらくらい?ウチの会社のデータベースの場合はどうなる?
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