DM制作秘話

2023年05月

2023.05.31

基幹システム、商品情報データベース(PIM)、WebCMS…メンテに追われるその苦労、代行できますDM

みなさんこんにちは。大阪登録センター センター長の山手です。

雨の日が多く感じる季節になりましたね。。
私は毎週日曜日に剣道の稽古に電車と徒歩で行くので、日曜の雨は憂鬱です。
剣道の防具と竹刀を持ち、さらに傘をさすので大変です。



剣道の防具は3泊4日の旅行カバンより大きいし、
竹刀はケースに入れて常に3本持ち歩くのでかさばります。
それを濡れないようにするには大きめの長傘が必要になるし、
これらを全部持って歩かないといけない。。


両腕が自由になる傘の発明を心待ちにしています。





さて、今回は「その苦労、代行できます」DMの制作秘話をご紹介いたします。

「データベースが腐っている」

このDMを作るきっかけとなったのは、弊社の取引先の商社様の困り事がきっかけです。

弊社あかがねが自社で開発した商品情報データベース「Pimlus(ピムラス)」を
使っていただいているお客様ですが、
以前は他社の商品情報データベースを使われていました。



その他社の商品情報データベースから、商品選定サイトにデータが連携されて、
商品選定サイトでいろいろな検索ができるのですが、
営業から「使いにくい」とクレームが殺到。


具体的にどう使いにくいのか?聞いてみると、


「ほしい品番で検索してもヒットしない」

「ヒットした商品の写真が古い」

「価格改定で値上がりしてるはずなのに反映されていない」

「廃番になった商品がそのままだし、後継品がヒットしない」



こんな感じ。


その後、弊社あかがねの商品情報データベース「Pimlus(ピムラス)」に
移行することになるのですが、
その要件定義の最初の打合せで先方の部長が言ったキラーワード。

「データベースが腐っている」

なぜ腐るのか?

それは、メンテナンスされていないから。(当たり前ですが)

受発注で絶対に使う基幹システムのメンテナンスに人手が割かれ、
まだ営業が使いこなしていなかった商品選定サイト、
つまりそこに連携している商品情報データベースのメンテナンスは
後回しにされていたから。



メンテナンスする担当の方は、イラストのおじさんのように
何百とある仕入先との価格改定や廃番等のやりとりに追われ、
基幹システムのメンテナンスだけでも精一杯という状態。



弊社の商品情報データベース「Pimlus(ピムラス)」を導入するだけでなく、
その導入後の腐らせないための作業をアウトソーシングしませんか?
そうすることで、弊社が代行することで決まった期日内に情報が反映されますよ。



こうして、その商品データベースメンテ代行サービスが生まれたのです。

データベースを「腐らせない」作業は、評価されにくい(イラストのおじさんの心の叫び)

商品情報データベースが最新になっていない。
どれが最新情報でどれが古い情報かもわからない。


ひとたびこの状態に陥ると、リカバリすることは困難になります。
そして、メンテナンスの担当者の評価が下がる。

じゃあ最新に保っているとどうなのか?
それが当たり前と会社に思われて、評価されない。


でも、メンテナンス担当者は、メインの業務はデータベースのメンテではないはず。
その貯まったデータ資産を使って、より売上につながる施策をやりたいに決まっています。


しかし、目に見えて腐っていくデータベースを放置できない。
昨今の原材料費の値上げや輸送費の高騰で、価格も頻繁に変わる。




これはなかなか無理ゲーだと思います。
だからこそ、実績のあるアウトソーサーにメンテナンスを任せて、
コア業務に集中しませんか?


そんな想いを込めたのが今回のDMでした。

ウチの商品は難しいよ?そんなデータベースのメンテを外注できるはずがない!

そう思う方もいらっしゃると思います。
お気持ちよくわかります。


おっしゃるとおりで、しっかりと業務の中身を整理し分解しないとダメで、
そのために必要な工数がお客様にもベンダー側にもかかるんです。

その上、ベンダーが儲かりにくい(涙)



なので、その整理からやりたがるベンダーがあまりに少ないため、
外注できるはずがないと思うのは当然です。



弊社あかがねはそんな領域までやりたがる、変わった会社なので、
ぜひ、ウェビナーでその変わりっぷりを確認してみてください!笑



・・・・・



以上、センター長の山手でした。次回もお楽しみに。


実際にいくらくらい?どんなことを代行できるの?
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2023.05.17

大量の商品情報からほしい商品を絞り込み検索!商品選定サイトをサクッと作りたい方向けDM

みなさんこんにちは。大阪登録センター センター長の山手です。

GWはいかがお過ごしでしたか?

私は、大学の同期と企画していたキャンプが流れてしまったGWでした。。

(天気予報で降水確率90%だったので3日前に中止の決断をしたのですが、当日は晴れてました…)

その分、キャンプで休む予定だった剣道の稽古に行くことができ、汗はしっかり流せたのでよかったかなと。

 

さて、今回は「商品選定サイトをサクッと作りたい方向け」DMの制作秘話をご紹介いたします。


欲しい商品を簡単に選び出せるサイト「ERAVIDAS(エラビダス)」

このDMで紹介している「欲しい商品を簡単に選び出せるサイト」とは、弊社あかがねの商品開発部が開発したWebサイトなんです。

その名も「ERAVIDAS(エラビダス)」。

 

弊社あかがねはもともと製造業の取説印刷から創業した会社なのですが、

取説や印刷だけでなく、商品情報の発信に関わる領域を何でもやる会社でして、

システムのパッケージサービスも作ったりしてます。

 

商品開発部のT田さんが営業の情報をもとに機能の改善をコツコツと重ね、導入実績ができてきました。

実際にお客様からのフィードバックも頂けてしっかり商品として拡販できる状態になったので、

売ってくれと社内に号令がかかりました。

 

実はまだ、商品説明用の特設Webページができていないのですが、

ちょっとフライング気味に私がDMを送っちゃいました。(すぐに売れと言われても!)

ERAVIDAS(エラビダス)ができた背景

ちょっとだけ、このERAVIDAS(エラビダス)のことを紹介させてください。


弊社あかがねのお客様は老舗の製造業メーカー・商社様が多く、

僅かな(サイズや機能の)違いによる、大量の製品を持っていらっしゃいます。

それを素直にカタログに載せようとすると、

広い紙面スペースと大量のページが必要になり、

つまりカタログ制作、印刷費用が増大するんです。

 

弊社あかがねのような印刷会社や制作会社では

その商品の掲載方法やデザインに工夫を凝らして、

紙面スペース、ページ数を節約する方法を考えてきました。

 

この工夫が上手な会社が、良い制作会社とされ

重宝がられた時代がありました。

 

実際出来上がったそのカタログは、

どんなジャンルの商品を取り扱っているのかをパラパラと見たり、商品の品番を探すために使われます。

この「品番を探す」という使い方の時、

慣れ親しんだ方は見開きページにキレイに収まっていて使いやすくて良いのですが、

初めて見る人や、しばらく離れていた人が見ると…

辞書で言うところの「引きにくい」、

つまりカタログで言えば品番を「拾いにくい」紙面になっているのです。

 

その紙面をどう見れば目的の品番に辿り着けるのか、

構造の理解、すなわち「読み込み」「読解」が必要になります。

 

理解するためには、その製品の事をそもそも知っている

且つ読解力が求められることも少なくない。

(ベテランの営業さんや技術の人に見てもらわないとわからない!等。→このへんは後述のこだわったポイントに書きますね)

 

この読み込みの大変さを、IT技術で解決しようとしたのが

ERAVIDAS(エラビダス)なのです!

 

こだわったポイント1:品番構成の紙面

※「カタログの使い方を理解してもらうのに時間がかかる…」のところ

 

これは私の実体験で、この手のカタログから

商品情報データベースに登録するためのスペック情報を取得していた時のことです。

商社のお客様のデータベースに登録する仕事だったのですが、

メーカーからはカタログしかデータがもらえないそう。

 

仕方ないから、カタログ読み解いてスペックする段取りで進めようとしたら

「品番の一覧表がウチ(商社)に無いから、それも作って」と軽く一言。

 

その当時はシンプルにExcelのパワークエリを使って

ズラッとパターン洗い出せばいけるかと思って安請け合いしてしまったのですが、

カタログをよくよく読むと、

「この組み合わせは存在しない」とか、「無選択のケースができる/できない」とか、

まぁとにかく複雑だったんです!

 

結局その時はお客様に作ってもらったのですが、

お客様の中でも品番一覧を作れる人が限られるようで、

まるでポーネグリフを読めるのはオハラの生き残りだけだ、的な状態に…

 

そんな思い出を込めさせていただきました。

 

こだわったポイント2:商品の比較表の紙面

※「欲しい品番を拾い集めるのが大変…」のところ

 

これはBtoC商材ではよくある表だなと思っているんですが、

自分の興味のない分野の商品になるととたんに難しい表ですよね。

 

星取表、というと簡単そうに聞こえるのですが、

印刷の紙の量を減らしたいために、

1ページの星取表に可能な限り情報をつっこんで、

もうプリント基盤かってくらい精密な状態になってしまう。

 

私が実際に商品を選ぶ時は正直Webで検索しちゃうので、

このようなカタログの紙面を真面目に使ったことは無いのですが、

このカタログの制作の仕事になると別です。

 

正直、数字をテレコにしちゃっても気づけない。

だからチェックが超大変!本当に大変!

 

Webの商品選定サイトが無いメーカーさんのカタログだと、

仕様書とか過去のカタログと突き合わせないといけなくなるので、

会社が不夜城になります。。

 

ChatGPTは、いつかカタログを見て商品を選定してくれるのか

カタログの画像解析で、いつかChatGPTに画像読み込ませたら、

商品選定ができる未来も来そうな気もします。

 

でも、それって本当にユーザーが便利なことなのでしょうか?

商品情報のデータで商品選定サイト作っておいた方が、

カタログを開くくらいのスピードで、ChatGPTが商品選定してくれる、

この方が便利なように感じます。

 

カタログはカタログの良さがあるので、

Webの商品選定サイトとセットで販促する時代がもうしばらくは続くのかもしれませんね。

 

 

以上、センター長の山手でした。次回もお楽しみに。

実際にデモが見たい方、お気軽にご連絡ください!

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2023.05.12

IllustratorからInDesignにデータを変換、略して「イラインデ変換」DM

みなさんこんにちは。大阪登録センター センター長の山手です。

GWはどこに行っても人が多いですよね。

なので、5月の良い気温良い天気の普通の土日が、私は1年で1番好きな休みですね。

剣道に行って汗かいて、稽古の休憩中に面を取って、風に当たりながらポカリをグビグビ飲む。

これに勝る幸せはなかなか無いと思っています!

(高校時代の地獄の夏合宿を思い出すと、より幸せに感じます!)




さて、今回は「カタログをイラレからインデに変えるべき?」DMのご紹介です。

長年作り続けている総合カタログ、Illustratorで作るのって実際どうなの…?

そんなニッチなお悩みにフォーカスしたDMの制作秘話をご紹介します。

ポイントは、リアリティ。

弊社あかがねで取引実績のある製造業のメーカー様・商社様のカタログデータの中で、実際に私が遭遇したものの中から頻出トップ5を選びました!


イラレ(Illustrator)とインデ(InDesign)。そもそもの違いは?

同じAdobe社のDTPアプリケーションですが、用途が違います。

簡単に言いますと、イラレは1枚物の制作用、インデは多ページ物の制作用です。

それぞれに特化した機能とUIになっており、デザインの自由度が高いのがイラレ、デザインの自由度が低い分多ページを効率的に作れる機能があるインデ、そんな感じです。

 では、「多ページ物」をイラレで作るとどんなことが困るのか?

そこにフォーカスしたのが今回のDMです。

多ページ(Multi page)、多言語(Multi language)、多媒体(Multi Media)が得意な「3M」屋のあかがねが経験した

実際の事例をもとにご紹介します。


「ページがずれたら全ファイル開いてノンブル修正」問題

書いて字のごとく、です。

いや、100ページを超えるカタログをそんな作り方しないでしょう?と思う方もいらっしゃると思います。

 

でも、実際あるんです。本当です。(制作会社泣かせです…)

 

製造業の商品カタログは、新商品の追加や廃番品の削除は日常茶飯事。

スペースが限られた印刷物には、より売れ筋の商品を載せておきたいですから。

 

ただファイルを開いてページ番号を変えるだけならまだわかりやすいですが、問題はそれだけじゃなく。

本文の中に散在する「参照ページ」がやっかいなんです。

(ここはDMに書ききれなかったので、泣く泣く割愛しております涙)

最終的に影響する箇所は数カ所でも、その数か所を探すのが難しい!

メーカーさんは商品のことよくよく知ってらっしゃるので、「こことここ直しとけばいいやん」とすぐ指示できちゃいます。

しかし、制作会社目線で言うと、「本当にその箇所だけなのか?」目を皿にしてチェックするんです。。

 

★インデなら、ノンブルの自動挿入、参照ページの一括変更が可能です。


「ページごとにフォントが違う」問題

え?何が困るの?と思わないで下さい。

たかがフォント。されどフォント。

ここに書ききれない影響があるのです。

 

1番最悪なのが、「ライセンスを持っていないフォントを使ってしまっており、フォント会社からクレームが来る」というパターン。

最初に作ったのが誰かわからない古~いデータで実際にあったことです。

こういった自体を防ぐために、自社のドキュメントで使用するフォントをしっかり規定し、統一しておきたいところ。

しかし、このフォント統一の作業は、前述のノンブル同様、1ファイルずつ開いてやるしかないんですよね。

 

★インデのブック機能で、フォントの一括変更が可能です。


「箇条書きのところがページによってバラバラ」問題

もういいじゃん別に!と思う方もいらっしゃると思います。

しかしこれ、後々困るんですよ。

 

総合カタログに掲載している商品情報って、今やコーポレートサイトの商品ページや、ECサイトにも使われる時代です。

その時に商品の特長文が、ページによって箇条書きの設定がバラバラだと、

●超高精度!

超高精度!

で不統一になる可能性があるんです。

 

いや、●があるかないかだけじゃん、と侮るなかれ。

Webページの表示を決める仕様で、「●」の前に改行コードを入れる等と設定を入れたりすることがあるので、不統一はまずいんです。(そもそも見た目揃ってないのも目立ちますし)

 

これ以上はもう細かすぎて伝わらない…ので、このへんで。

 

★インデなら箇条書きを含めたスタイル管理が可能です。


「表がキレイにコピペできない」問題

これが、最もわかりやすいイラレ vs インデの問題です。

イラレは、Excelのように扱える表挿入機能は無い。インデはある。それです。

 

営業さんが、カタログのPDFから表をコピペして、オリジナルの営業資料を作るシーンで、きっと「んもう!」となっていると思います。

 

イラレで無理やり表を作ると何が怖いか、修正ミスです。

 

Excelやインデの表なら、修正指示をしたセルが1つだったら、その1セルを修正するだけ。

しかし、イラレの表の場合、指示したセルがどこのセルと繋がってるテキストボックスかわからない。

修正することで意図していないセルが変わってしまう…なんでことがまぁ起こります。

しっかりチェックして見つかればいいですが…

 

★インデにはテーブル(表)機能があります。


「ファイルが重すぎて開かない」問題

これはイラレだから、という理由だけではないですが、

総じてイラレだけで作っているカタログのデータは、重い!

 

画像のサイズが影響していることも間違いないのですが、

これは私の個人的な経験上、イラレで総合カタログ作っている場合、画像のサイズを気にせずカメラマンからもらったデータをそのまま使ってます。(1,000画素超えるような解像度のやつ)

イラレ→インデ変換の際にはぜひ、画像のリサイズもおすすめします。

 

イラレ特有の要因とすると、作業する人は1ファイルずつ開いて作るから、全ページ分のデータがどれくらいの容量になっているか気にしないからでしょう。

さらに、共通で使っている画像やオブジェクトも1ファイルイラレを作るたびに必要になるので、データが重複して重くなる。

 

★インデのブック機能の共通リンクファイルの管理で容量を軽くしましょう。イラレ・インデに限らず画像サイズは適切に!


イラレをインデに変換、踏ん切りがつかない方は

いかがでしたでしょうか。ニッチすぎてすみません。

 

「いや、制作会社の都合でしょ?全然困ってないよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、そのままイラレで作り続けられるならそれで良いと思います。

しかし、昨今のDXの波、いろんな社内のデータが連携していく将来を見越すと、そうも言ってられない状況が突然来ます。

 

とはいえ、今のデータを作り変えるとなると予算が…社内の説得が…とハードルがあるのもわかります。

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