DM制作秘話

2023年04月

2023.04.26

切削工具の情報サイト「タクミセンパイ」×3M屋「あかがね」コラボDM

 DM制作秘話シリーズでは、当社が送付しているハガキDMデザインのご紹介をしています。

今回は切削工具の情報サイトである「タクミセンパイ」とのダブルネームDMになります。

他社様とのコラボレーションははじめての取り組みでした。その制作秘話をご紹介します。


ポイントは次の3つです。

  1. 初のコラボDM
  2.  隠しキーワード
  3.  商品マスタのリアルさを表現

初のダブルネームDM

 切削工具の情報サイト タクミセンパイ」とは、切削工具と切削工具業界の情報を発信するポータルサイトです。

切削工具の現場が獲得する情報量は、企業の規模や地域によって異なってしまう状態を解消することを目指しています。

タクミセンパイの公式サイトより引用

株式会社あかがねはカタログやWebサイトの情報づくりを正しく網羅的に効率的に配信できる仕組みを提供しています。

タクミセンパイとはアプローチは違いますが共通点が多く、今回対談させていただく機会をいただきました。

 対談記事はURLからご覧ください(https://takumi-senpai.com/blog/akagane-interview/

そんなタクミセンパイは切削工具業界では有名なメディアであり、インフルエンサーでもあります。

業界有数のメディアとのコラボDMを、切削工具に関連する企業を送付対象とさせていただいたので、訴求内容を絞ってロゴ推しにしました。

隠しキーワード

いつものハガキDMは商品情報データベースを訴求したデザインになっていますが、

今回はタクミセンパイのメディア掲載飲みに絞った訴求をしました。

当社の情報も載せたいが、遷移先が散らばってしまうのも考え物。

悩んだ末に決めたのが、社名とURLをエクセル内に隠して挿入することにしました。

見つけられましたでしょうか。

本来は絶対に見てほしい文言を隠すことは、本来的に良いかどうかはありますが、

まずは記事を見ていただきたい、という気持ちから隠しキーワードにしました。

商品マスタのリアルさを表現

背景のエクセルはデータベースに格納されているデータをCSVで出力した商品マスタをイメージしています。

こちら、リアルさにこだわっています。

具体的には次の3点。

・値と単位を区別

ドリルの直径を「φ2.5」「mm」と数値と単位を分割して持っています。

Webシステムでスペックから絞り込みをさせるときにはこういう処理が必要になるためです。

そういったことをしているしていないの区別に気づいてもらいたいと思って、

数値と単位が一緒のものも混ぜています。

・多様な拡張子が登録できる

画像やイラストなどの関連ファイルはファイル名を入力しておくようにしています。

こうすることでファイル名をキーにシステム間でのデータの授受を容易にしています。

そんな中でも特徴的なのが、下部にある「eps」の拡張子。

Adobe社が開発した画像ファイル形式で、イラストレーターやフォトショップでデータ処理をしたときなどのファイル形式です。

当社のPIMではepsだけでなく、aiやindなどのカタログ制作で使用する拡張子も登録できます。

当社、制作会社なのでカタログフレンドリーなPIMを自負していますので。

・「●」あり文字

「●」は何でもないように思いますが、けっこうなこだわりを持っています。

商品情報データベースには、スペックや画像だけでなく長文の文字列もあります。

たとえば特長文や注釈などですね。

こういったものは媒体によって改行をどうしようか迷うモノです。

Webサイトでもカタログでもレイアウトによって改行をするのかしないのか選択が求められます。

媒体によって、改行をする/しないをプログラム処理するときの目印として「●」を入れるようにしています。

今回のDM制作秘話シリーズはタクミセンパイとの初コラボDMの内容でした。

お楽しみいただけましたでしょうか。

2023.04.07

今期「商品情報データベース」を整備したい、でも何からどう手をつけていいのか分からない方向けDM

 みなさんこんにちは。大阪登録センター センター長の山手です。

新年度ですね。部署異動や新メンバーの加入等、組織的に大きな変化がある月ですね。

 

私が4月の最初の出社日に思い出すのは、新卒で初めて入る会社の入社式前日の夜のこと。

0時を回ったくらいの時間に、大学の合気道部の先輩から「今から呑むぞ」という電話が。

私は大学4年間合気道部に所属し、主将を務めて二段も持っている超体育会系なので

基本この手の誘いは断れない人間。

しかし、断ったのです!(当たり前だ!と思われる方が多いと思いますが…)

 

もう学生じゃないんだと、自分でスイッチを切り替えた社会人1日目だったなとしみじみ。

その先輩にたまに会うと、お前あの時断りやがってとネタにされます笑

 

さて、今回は「今期“商品情報データベース”を整備したい方向け」DMの制作秘話をご紹介いたします。

「商品情報データベース」って、どの部署が担当?

このDMを作っていて、一番迷ったのがこれです。

弊社あかがねが取引しているお客様は老舗の製造業メーカー、商社が多く、

基本は「データベース」ならシステムでしょうというパターンが当てはまる場合がほとんど。

 

しかし、昨今SaaSの普及により、必ずしもシステム部が関与しているとも限らなくなってきました。

特に「PIM(ピム)」と呼ばれる、商品を売るために必要な販促系の情報は、

メーカーであれば広報部、商社であれば仕入れ部が管轄している場合が多いように感じます。

(ハガキのDMを見てこのページを見てくださっている方、もし部署名や担当者名が違っていたらすみません!)


※「PIM(ピム)」とは商品情報データベースマネジメントシステム(Product Information Manegement system)のことで、システムの名称だったり、中に入っている商品情報のことだったり、その商品情報を管理する概念全般ことだったり、意味の範囲が広いです。

 

中にはIT得意な営業マンが片手間にやっているケースもありますし、

営業部長自身が、部下には営業に行かせないといけないし判断できないからと、自ら手を動かしてデータ整備をされている会社もあります!

そんな方々の苦労を軽減できるご提案ができたら…と思い日々サービスを進化させております!

 

こだわったポイント1:おじさんのイラスト

前述のイメージの中の、

「スーツで出社して靴をすり減らして結果を出して出世した営業部長が、自らデータを加工している」

という人物像をイメージしました。ベテランおじさんのイメージ。

ハガキを見た方から「これ、ウチの会社の●●さんじゃないか!」という声を複数いただき、ニヤリとしています。


こだわったポイント2:リアルな“迷い”

水色の吹き出しの部分です。

これは実際に私が担当した、商品情報データベースの導入プロジェクトで直面した迷いの中から、わかりやすいものをピックアップして掲載しました。

 

例えば、メーカーさんは商品を識別するユニークな文字列のことをいろんな呼び方で呼びます。

「型式」「型番」「品番」「モデルNo.」…

メーカーさんの中で統一されていることはもちろんなのですが、

これが商社さんになると、いろんなメーカーさんから商品を仕入れるので、呼び方がバラバラになります。

「どれか1つに決めるだけじゃん」と思うかもしれませんが、そう簡単じゃないんです。


 

あるメーカーさんは、「品番」と「型式」の2つの項目を持っている。

あるメーカーさんは、「型式」しか持っていない。

あるメーカーさんは、「品番」しか持っていない。

さて、この3つのメーカーさんから商品を仕入れている商社さんは、商品を識別するユニークな文字列を何と呼ぶべきでしょうか…




たった1つ項目を決めるだけでも、将来10年以上は使うであろうデータベースとなれば

検討しておくべきこと(迷うこと)がたくさんあるんです。

 

他にもたくさん…

…ありますが、それはノウハウになるので企業秘密ということで!
気になる方は是非弊社あかがねのウェビナーに来てくださーい!

「ウチのデータはどうなの?」と気になる方、お気軽にご連絡ください!

データのクレンジングや整理のお手伝いもさせていただけます!

お問い合わせはコチラ(商品情報データベース相談窓口)

 


以上、センター長の山手でした。次回もお楽しみに。